2020.08.27
40代からピアノを始めてみたいと考えているけれど昼間に練習時間は取りにくい方向けの記事です。
8月も終わりですが、まだ新型コロナウィルスの新規感染者数の増加は収束しそうにありませんね。
一説によるとあと3年は新型コロナウィルスとの闘いが続くようです。
国からだけでなく会社からも外出自粛要請を指示されている方も多いのではないでしょうか?
これを機会に、家で一人でもできる趣味を始めてみるのはいかがでしょう?
趣味のオススメのひとつにピアノがあります。
ご自分がピアノを演奏している姿を想像してみたらステキな気がしませんか?
ただ、今日初めてすぐに両手で自由に弾けるようにはなりません。
ピアノは一人でも練習でき、時間をかけるほどに上達していくのを実感できます。
徐々に弾ける曲のレパートリーが増えていくため達成感もあります。
易しい曲から難しい曲まで数多く存在するため次に挑戦する曲に困ることもありません。
またピアノ演奏では手指だけでなく目と耳も同時に使うことから脳の活性化に非常に効果があることが知られています。
人生100年時代、健康寿命も延ばす効果のある趣味として、ピアノを始めてみるのはいかがでしょうか?
概要
この記事では40代ピアノ未経験の方が独学で両手でピアノを弾ける初心者レベルに到達する方法を紹介しています。
パソコンまたはタブレットを電子ピアノと接続してピアノ練習アプリSynthesiaを用いる独学方法を解説します。
目次
まずは電子ピアノを入手しよう
まずは電子ピアノを入手しよう
40代の方でピアノ初心者の方には電子ピアノをオススメします。
アコースティックピアノは素晴らしい楽器なのですが、音が大きいため練習する時間帯が限られてしまうためです。
昼間にピアノを弾く時間をとれる方でも、近隣から迷惑に思われる場合があります。
電子ピアノであればヘッドホンをつなぐことでいつでも練習できます。
また、M-USB端子やMIDI端子を介してパソコンやタブレットと接続することでピアノ練習を支援するソフトを利用できます。
おうちにピアノや電子ピアノ、サイレントピアノはあるでしょうか?
お子さんの教育のために買ったけれど、もう誰も使っておらず置物になっていたりしませんか?
電子ピアノやサイレントピアノの場合は、すべての音が出るか確認しましょう。
グランドピアノやアップライトピアノをアコースティックピアノといいます。
アコースティックピアノは、鍵盤から力を弦に伝えて、筐体を響かせるため、音の広がり・響きが素晴らしく、表現力も高いです。
ただ、消音できないため、いつでも好きな時に弾くことはできません。
また、アコースティックピアノは使わないうちに音がズレているため調律が必要になります。
何年も調律していればそれなりの金額が必要になり、その後も年一回以上の調律が必要です。
アコースティックピアノをお持ちでピアノを始めようとお考えの場合も、電子ピアノをセカンドピアノとして購入するのがオススメです。
電子ピアノの選び方は?
ピアノメーカーといえばヤマハかカワイが有名ですね。
日本のアコースティックピアノはこの2社が製造・販売しています。
日本で電子ピアノ製造・販売を担っているのはでは、この2社に加え、ローランド、カシオ、コルグが挙げられます。
海外メーカーではアレシス、アルテシアが日本で販売を行っています。
各メーカーで強みが違うこと、価格帯によって力を入れる部分が各社で異なります。
店舗に出向いて価格帯によってどのように違うのか触ってみることをオススメします。
価格に関わる要素は主に4要素、弾き心地を優先しよう
電子ピアノの価格を分解していくと主に下記4要素に切り分けできます。
練習用電子ピアノで重視すべき項目はズバリ、弾き心地です。
- 弾き心地に関わる鍵盤や打鍵機構
- 音の美しさや奥行きに関わる音源
- 響きに関わるスピーカーや響板
- 外観に関わる黒塗鏡面艶出しや家具メーカーコラボ
鍵盤や打鍵機構は後から改善はできないため、必須項目です。
音源はパソコンに接続する必要はあるものの、後からより良いものに変更できます。
響きに関する項目はヘッドホン使用を前提するのであれば不要、必要であれば外付けスピーカーを増設できます。
外観に関わる項目を選ぶかどうかはひとそれぞれの価値観によりますが、機能に直結はしません。
価格帯ごとの特徴
30万円以上の上位機種では各社とも弾き心地に関わる鍵盤や打鍵機構、音の美しさに関わる音源、響きに関わるスピーカーや響板のそれぞれに最高の技術を投入してアコースティックピアノに遜色のない楽器になるよう力を入れています。
20万円以上の機種であれば、鍵盤、音源、音響の3要素のバランス良く組み込まれています。
15万円以上がレッスンモデルの入門機にあたり、メーカーによって上位機種で組み込まれていた鍵盤、音源、音響のうちどこを削るか変わってきます。
ヘッドホンを使っての練習がメインとなる場合はスピーカーはあまり使いませんので、スピーカーに力をいれている音響優先の機種は避けても良いかもしれません。
また、鍵盤に力を入れている
低価格帯と言われる10万円以下の機種では各社力を入れているポイントが分かれます。
鍵盤のタッチの好み、音の好みは人それぞれですので店舗に行って触ってみることをオススメします。
音かタッチで迷った場合、パソコンをお持ちであればタッチを優先するのが良いと思います。
電子ピアノをパソコンとつないだ状態であればソフト音源を利用して音は変更できます。
ピアノを始めてみたいけれど、続けるかどうかわからない場合は、売ることを想定してポータブル型の売れ筋を購入しましょう。
ポータブル型ならば梱包、発送が比較的簡単です。梱包資材と保証書を大事にとっておきましょう。
もし違うなと思ってもフリマサイトや楽器買取店で買い手がつくと思います。
一点注意だけどのメーカの電子ピアノを購入するとしても、ピアノの練習用として買うのであれば、鍵盤がハンマーアクションのものを購入しましょう。
売れ筋はカシオのPX-S1000
2020年上期の売れ筋1位はカシオのPX-S1000です。
私もセカンドピアノでPX-S1000の白を持っていますが良い機種だと思います。
カシオの通販サイトでの価格は下のリンクから確認してみてください。
通販サイトでの販売価格をカシオの価格と比較すると、6000円以上高値になっています。
PX-S1000が大人気なのが分かりますね。
2位以下はコルグ、ヤマハが選ばれているようした。
ご興味のある方はこちらの記事もご参考ください。
ヘッドホンでの練習に特化にするならコルグのD1
ヘッドホンでしか練習しないのでスピーカーは不要、価格を抑えたいという場合はコルグのD1がオススメです。
スピーカーレスで価格を抑え、鍵盤のタッチの良さに特化したモデルです。
もちろんヘッドホンを接続すればすぐに練習できます。
もしスピーカーが必要になれば後付けできます。
練習の進め方
- 姿勢に気を付ける
- 手のフォームに気を付ける
- 準備運動
- 右手、左手、両手の順で弾く
- Synthesia(シンセシア)を使ってみよう
姿勢
独学で練習をしたときに失敗しがちなのが姿勢です。
ピアノは指先だけではなく全身を使って弾くため、一度間違った癖がついてしまうと演奏スキルが伸びにくくなってしまう上、後から修正するのは難しいので最初から注意しましょう。
姿勢については、こちらにまとめました。
※記事
手のフォーム
独学で練習をしたときに失敗しがちな2点目は手のフォームです。
一度間違った癖がついてしまうと演奏スキルが伸びにくくなってしまう上、後から修正するのは難しいので最初から注意しましょう。
手のフォームについては、こちらにまとめました。
※記事
Synthesia(シンセシア)を使ってみよう
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